運動神経を鍛えるときの注意点

運動神経を鍛える時の注意点

 

運動神経を鍛える事は何歳でもできます。

もちろん子供の方が運動神経は伸びます。

同じことをやっていても子供の方が習得が速いです。

が、大人でも運動神経は伸びます。

そして、その方法として動作の反復練習が良いと前の記事で書きました。

 

参考:運動神経は大人になってもよくなる

 

ただ、間違った動作を反復しても、間違った運動が自動化されるだけなので注意が必要です。

というのが今回のテーマです。

※大人とは神経系が完成しているであろう中高生以上の人という意味です。

 

目次

運動神経が悪いのは運動イメージが出来ていない事が多い

そもそも運動神経が悪いからと悩んでる場合、間違った身体の使い方をしている事が多いです。

上手い人のマネをしても、「なんか違う」と。

 

では何故出来ないのか?

多くの場合は運動のイメージが出来ていないからだと思っています。

 

よくイメージした通りに身体を動かせば運動は上達する。という話を聞きます。

間違ってはいませんが、運動が苦手な人はこのイメージが出来ていない事が多いと感じます。

 

例えば、右手を挙げて下さいというと、ほとんどの人は挙げる事ができます。

では、肘を曲げないで背中を反らないようにして、耳の横に腕がつくように手を真上に挙げてくださいというと、結構な人ができません。

 

普通に手を挙げようとすると、肩(三角筋)の力で肩関節のみを動かして挙げようとします。それが一番効率的だからです。

ここで、真上にまで手を挙げようとすると、肩関節の動きだけでは無理なので肩甲骨の動きが必要になります。さらに背中を反らないようにするために背筋群の力が必要になります。

 

真上に挙げるために意識すべきは背筋群や肩甲骨なのに、肩(三角筋)に意識して挙げようとしてしまいます。

傍目には同じように手を挙げていますが、意識する場所や力をいれるポイントが違うだけで全く別の運動になってしまいます

 


イメージのズレが運動を阻害する

こうしたイメージのズレの積み重ねが効率的な運動を阻害していると考えます。

運動神経を上げるには反復練習と書きましたが、正しいイメージで反復練習をする事が大切です。

ただ、実際に自身の身体で1度経験しないと運動イメージは出来ません

だから、見たことをそのまま真似しようとすると、今まで自分が経験してきた(慣れた)動きを組み合わせて運動を組み立てます。

ここで動きの引き出しが少ないと、結果的に間違った動きの反復練習となってしまいます。

 

イメージのズレをどうやって修正するか?

動画をとったり鏡で自分の動きを視覚的に確認する事が必要です。

何かおかしいと思った場合、力を入れる場所を変えてみて再度確認する。

自分の目で確認してしっくり来た時に、その力の入れ方、動き方を反復して脳に学習させるのです。

動画を見る時に、パッと体全体をみた印象と、細かく部分的にみた違いの両方を確認する事が大切です。

遠回りのようですが、これが一番の近道です。

 

考える事は大切ですが、運動中は一瞬のうちに多くの筋肉を動かさなくてはいけないため、運動の速さに思考が追い付かないです。

そのため、運動中は自分の身体がこう動いているだろうという感覚に集中する事です。

後でビデオなどでイメージとのズレを確認して、原因を考えるという流れを大切にして下さい。

 

以上でした。

 

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日本の北の方に住んでいる30代男性です。 趣味:身体を動かす事。 仕事:医療系。 属性:社畜。 嫌な事でも笑顔で「YES」と答える事で様々な難局を切り抜けてきた経歴を持つ。壁と同化して存在感を消す事で飲み会を一次会で切り上げる特殊技能「ステルス」を備えている。 そんな私は仕事上、身体に関わる事を日々勉強しています。 これまで学んできた事や自身の経験から、出来るだけ役立つ情報を発信すべく立ち上げたブログです。 趣味であり、仕事でもある運動をメインテーマに扱っていきます。 皆様の身体や運動に関する疑問を解決する糸口になれば幸いです。