動体視力は20歳頃をピークに年齢とともに衰えていきます。
目次
動体視力と年齢
こちらを見て下さい。
これは273名のDVA動体視力の年齢別の推移を表したものです。
上の方が良い動体視力となります。
※DVA動体視力とは、横または縦に移動する目標を見て識別する能力です。
40歳頃から急激に落ち始めている事が分かります。
測定方法は画面上を動く数字を見て当てるというものです。
数字は動いている途中に変わるため、ちゃんと目で追えていないと答えられない検査です。
こうしてみると結構個人差があります。
動体視力は小さい頃に決まっている?
この報告の中で気になった事は、
DVA動体視力の低かった大学生を長期に渡って測定したところ、多少の向上はあったけれど元々数値の高かった大学生には追い付かなかったという結果が出たそうです。
つまり動体視力は小さい頃にすでに決まってるんじゃないか?という可能性がある。
「えっ?大人になったら鍛えられないの?」って思いましたが、これは報告の1つなのであまり真剣に考えないようにしました。
現に多少の向上はあったそうなので、鍛え方によっては向上が見込めるんじゃないかと(根拠はないです)。
おわりに
動体視力には上下左右に動くものを識別する以外にも眼球運動や奥行きをとらえる力などあって複雑です。
そして、動体視力とスポーツとの関係においては、どんな項目を伸ばせば良いパフォーマンスに繋がるかなど2018年の今でもはっきり分かっていないようです。
一説には野球や卓球の選手などが一般の人よりもDVA動体視力が高いという結果になっているそうですが、根拠のあるトレーニングに反映されるにはまだ時間が掛かると言えます。
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