これを見てくれている人は自分の反射神経はどの位か知りたいという人だと思いますが、
残念ながら反射神経の平均値というものはありません。
もし、光った時にボタンを押す速度の平均をとって、それを反射神経の平均値というのであれば全く違います。
それはあくまで『光に反応してボタンを押す速さの平均値』であって反射神経とは別物と考えるべきです。
目次
反射神経は存在しない
そもそも反射神経という神経は存在しません
一般的な概念としては感覚(視覚や聴覚など)から脳に情報が送られ、その情報に対して身体が反応するまでの速さ
となります。
もちろん光や音に反応してボタンを押す速さを『反射神経』と言う事もありますが、
飛んでくるボールやパンチに反応する速さなど、
または物を落としそうな時に素早くキャッチする事なども
『反射神経』という概念が使われます。
これらは全く別物の動きです。脳の中で起きている事が全然違います。
光った時に速くボタンを押せても落ちそうなお皿を素早くキャッチする事はできません。
反復練習した動作は速くなります
ある刺激に対して特定の動作だけ練習すれば、その反応速度は上がります。
それはおもに脳内の処理速度(運動のイメージ、筋肉の選択、収縮する順番、強さ)が向上するためです。
野球で打球に反応する練習を繰り返していると、動くボールへの反応速度が上がります。
動くボールの反応速度が上がる事で、テニスなど他の球技でも反応が速くなったりします(学習の転移)。
ただ、それと光った時にボタンを押す速さとはあまり関係がないという事です。
棒テスト
人が落とした棒を素早くキャッチして、何cmのところでキャッチできるか、その距離を測る棒テストというものがあります。
反応の速さを調べるテストと言われていますが、正直あまり信用できません。
過去何度かやってましたが、落とす側の『間』のとり方などにより大きく結果が変わるため、本当に軽ーい参考程度にとどめています。
要するに
反射神経という概念が広いために平均値が出せないし、出せても『特定の刺激に対する特定の反応速度』という事になります。
以上です。
関連記事①:反射神経とは何かわかりやすく説明します
関連記事②:反射神経は鍛える事ができるのか?
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