空気が読めないという現象は右脳の『全体に注意する』という機能が衰えているからじゃないかという話です。
というのも最近職場に『それタイミングおかしくない?』っていう人がいて、何故かと考えていたためこの記事を書くに至りました。
その方は何というか、人との距離の詰め方や発言するタイミングがおかしいような、自分しか見えていないような感じです。
目次
空気が読めない人ってどんなの?
空気が読めない人って表現はモヤっとしてて人によって解釈が違うと思うんです。
よく場の雰囲気をこわす発言をしたり、グループ内で皆が賛成という流れの中で唐突に反対してみたり、恋人と別れて落ち込んでいる人に自分はラブラブです的な発言をサラッとするような時に使われるような気がするんです。
私なりには、他人に対する無関心や配慮が足りない事が根っこにあると解釈しています。
でもコレは場合によっては必要な事だと思うんです。
『鈍感力』という言葉がありますが、あまり周囲に気を使いすぎると疲れるし自分がなくなってしまいます。また、場合によっては話が進まなかったりします。
だからあえて空気読まないっていう選択をしている(もしくはフリをする)人は全然気にする事じゃないと思いますが、
問題は、周囲に合わせたいのに、空気読めないと言われたくないのに言われる人はどうすれば良いのか?って事です。
色々考え、空気を読むための第一歩は人の感情の機微を察知する事だという結論に達しました。
そこで右脳のはたらきが出てきます
左脳と右脳のはたらき
左脳のはたらき
読む、書く、話す、計算するなど論理的な思考能力に影響
右脳のはたらき
ものごとを全体的にとらえる直観的な能力に影響しています。
右脳は協調性に関係している
周囲へ注意するという機能は右脳にあります。流れをつかむとか察知するとかそういう働きに影響し、
日常生活では社会性や協調性という形で現れます。
例えば、会議で報告する事があったとして、話す内容を論理的に考え組み立てるのは主に左脳、場の雰囲気や流れを察して話すタイミングを見極めるのが右脳というわけです。
言ってる事が正しくても「それ、今言う事?」っていう反応になってしまうのは右脳の働きが弱っている可能性が高いです。『空気読めよ』っていう流れになってしまうわけです。
他にも、飲み会などで楽しそうな雰囲気の時には楽しそうにするとか相槌をうつとか、話の内容は正確に理解していなくても『何となく察して動く』というような事が右脳のはたらきになります。
人の意見を聞かずに自分の主張だけを述べて相手を論理的にやりこめようとする人は左脳が全開という事です。
空気を読むための右脳トレーニング
さて、空気を読むために右脳を使っていこうという話ですが、こちらの書籍を参考にしました。
大人の脳科学常識:著トキオ・ナレッジ ㈱宝島社 2016.
抜粋すると
最も良いのは人との交流
色んな人達と理解し合おうとする事で右脳を働かせるプロセスです。空気読めないなら読もうとすれば良いじゃないかという単純明快な発想。
私なりの解釈では、出来ればグループなどに入って『郷に入っては郷に従え』という精神でコミュニケーションをとる事が求められます。この精神こそが最も肝要になると思います。
分かったつもりにならずに確認すべし
分かったつもりになると左脳が勝手に都合よく解釈してしまうので、人の話を聞く時にこういう事ですよね?と確認をとるようにすると良いという話。
大事なのは相手の意図を汲み取ろうとする事と、自分の理解を伝える事で分かり合うという事です。
普段行かない場所に出かける
普段行かない場所、見慣れない景色に触れる事で変化に敏感になります。
普段の環境を少し変える事で脳に刺激を与えます。
私の経験上、普段行かない場所にたまに出かける程度なら良いのですが、自分の生活環境を一度にガラッと変えてしまうのは多大なストレスになる事もあるので少しの変化で良いと考えます。
最後に
自分に合わないと感じているグループには無理に入らなくても良いですが、社会で生きていく以上避けられない事ってあります。
その場に合わせるっているスキルは上手く生きていく上で必要な事です。
とりあえず自分も空気を読みながらも言いたい事をしっかり伝える事が出来る人になりたい。
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