この記事では、肩甲骨ー肩の中でも回旋筋腱板(またはローテーターカフ)と呼ばれるインナーマッスルに焦点を当てて説明します。
肩甲骨のその他の筋肉のストレッチは下の記事になります。
関連記事:肩甲骨(インナーマッスル)のストレッチ方法を紹介します
なお、ストレッチは色んなやり方がありますが、手軽に出来そうなやつを載せています。
腱板のトレーニングについては以下にまとめました。興味あればストレッチと合わせて読んで欲しいです。
腱板は4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)を合わせた総称です。
肩甲下筋は分かりにくいかもしれませんが、肋骨と肩甲骨の間にあります。手では一部しか触れる事ができません。
この腱板(4つ)でぐるっと肩関節を覆っています。
目次
腱板の役割
腱板の動きとしては肩関節の外旋(外にねじる)と内旋(内にねじる)です。
- 外旋させる筋は棘上筋、棘下筋、小円筋の3つです。
- 内旋させる筋は肩甲下筋です。
ただ腱板は力が弱く、実際の動作では肩を動かす筋肉というより、アウターマッスル(三角筋、広背筋など)が上腕を動かす時に肩関節を安定させるよう働いていると言えます。
こんなイメージです。
緑が三角筋でピンクが腱板だと思って下さい。腱板がうまく機能しないと上腕骨が肩甲骨に引き付けられないので肩関節が不安定になります。
なので、可動性と筋力がある事と、適切なタイミングで収縮できる必要があります。
タイミングの話はこの例では、①肩のインナーマッスルが収縮⇒②三角筋(アウターマッスル)が収縮⇒③腕が上がるという流れになります。
インナーマッスル全般に言えますが、動作が起きる少し前に収縮します。関節(土台)を安定させてから動くという流れになります。
腱板の動的ストレッチ
ストレッチには大きく動的ストレッチと静的ストレッチに分けられます。
静的ストレッチは一般的に言われるストレッチで、時間をかけてジワーっと伸ばして筋肉をほぐしていきます。
対して動的ストレッチは可動範囲いっぱい動かしながら筋肉をほぐしていくものです。そして、実際の競技に近い動きでゆっくり行うのが良いため、下記に書いてある方法が必ず正しいとは言えません。参考として見て下さい。
腰当て(正式名称は分かりません)
これは、腱板の外旋筋(棘上筋、棘下筋、小円筋の3つ)のストレッチになります。
腰に手の甲を引っかけて肘を前に出していきます。肩を内側にねじる感じです。①と②をゆっくりと繰り返します。
背中こすり(正式名称は分かりません)
これは肩の内旋筋(肩甲下筋)のストレッチです。
手の甲を背中に当てて上下に動かします。手を上げるほど内旋筋が伸ばされています。
腱板の静的ストレッチ
基本的には肩関節を内か外にねじる事でストレッチできます。
外旋筋ストレッチ
腰当てを行います。動的ストレッチは自分の力で動かすのに対して、静的ストレッチは反対の手で動かしていきます。
内旋筋ストレッチ
①肘を脇に当てて、②手を壁につき、③からだを前に動かします
他には背中で片方の腕を持ち上げる方法も。
手を合わせれるならこれでもOK。
あとこんなの(背中で合掌)とか。
おわりに
色々載せましたが種類は必要ありません。自分がやってて良いなと感じたものだけ取り入れて下さい。
参考までに。
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