前屈で床に手をつけるようになるためにはたった1つのポイントがあります。
それは、『股関節を折りたたむ事』です。
これだけ意識すれば少なくとも床に手をつける位は直ぐにできるようになります。
さらに下腿三頭筋(ふくらはぎ)とハムストリングス(ももの裏の筋肉)の柔軟性が高ければ手をべた~っとつける事も可能です。
※先天的な股関節の疾患だったり人工関節の方は危ないのでやらないでください。
目次
前屈の効果
股関節を使えるようになるため、ケガのリスクがちょっとだけ減ります。また、ハムストリングス(もも裏の筋肉)や下腿三頭筋(ふくらはぎ)の柔軟性も向上します。
何事も出来ないよりは出来た方が良いです。
前屈ができない理由
できない人の大半は床に手を付けようと頑張って背中を丸めようとします。
しかし、背骨は構造上あまり曲がらないように出来ています。背中を丸めても限界があります。
対して股関節は平均的に120度以上は曲がります。そのため股関節から折りたたむ事で背中はあまり丸めなくても手をつく事は可能になります。
という訳で、さっそく実践に入ります。『股関節折りたたみ』を試してみて下さい。
前屈のやり方
実践に入りますが、いきなり前屈から始めない事に注意してください。いきなり前屈から入ると背中を丸めてしまいがちなので、まずは股関節を折りたたむ事からスタートします。
1.下図のようにスクワットのような姿勢で胸を膝に近づけていきます。
※痛い、辛いと感じる方はここで中止してください。
この時のイメージは、お尻を後ろに突き出して、背中はあまり丸めずに行う事です。スキーのジャンパーみたいな感じです。骨盤は出来るだけ立てたまま胸を膝に近づけていきます。
2. 次に1の体勢のまま、お尻をゆっくり上げていきます。
この時の注意点として、出来るだけ胸と膝を近づけたままお尻を上げてください。胸と膝を離した方が楽なんですが、股関節の折りたたみにならなくなるので注意です。
加えていうと、両足の間から後ろの景色をみるような体勢になっていればできています。
お尻を上げれば上げるほど、ハムストリングス、下腿三頭筋が伸ばされて痛く感じます。
痛気持ちいいくらいの所でとめて、また少し緩めてハムストリングスと下腿三頭筋のストレッチを繰り返します。
3. 最後に手を床につけて膝を伸ばします。膝を伸ばしながらお尻を上に突き出すイメージです。手は前につく方が楽です。
この姿勢で脱力です。
少し慣れたら手の力を使って前後に身体を動かしてハムストリングスと下腿三頭筋をストレッチしていきます。
柔軟性が上がれば徐々に手を後ろにもっていく事ができますが、一度に無理はしないでください。ケガします。
まとめ
- 前屈のポイントは股関節を折りたたむ事
- 前屈ができない人は床に手をつけようと背中を丸めようとしている。
- そのため実践では、まず股関節をまげる事から始めます
- これだけで手がつく位にはなりますが、繰り返してハムストリングス(ももの裏の筋肉)や下腿三頭筋(ふくらはぎ)の柔軟性が上がれば手をぺターっとつく事も可能になります
- ケガしないために一度に無理はしないでください
以上です
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