急に腰が痛くなった時はまず病院(整形外科)に行った方が良いです。
腰痛は原因の分かる特異的腰痛と原因の分からない非特異的腰痛に分けられます。
85%くらいは原因の分からない非特異的腰痛になるんで、病院に行っても原因がハッキリしない事が多いですが、それでも一応行った方が良いです。
骨折などレントゲンなどで原因のハッキリする特異的腰痛かどうかを見てもらうという事が一番大切だと思うからです。
目次
急性腰痛の思い出
実は私、20代半ばで急性腰痛症(いわゆるぎっくり腰)になった事がありました。靴履くときに踵が固くて思いっきり力を入れたらビキっと鳴って急激な痛みが走りました。出先だったので取り敢えず我慢して家帰って寝たんですが、起きてから寝返りが出来ない事に気付きました。涙が出るくらい痛くて靴下が履けずに仕事を休みました。
で、どうして良いか分からずに取り敢えずタクシー呼んで病院に行きました。レントゲン取って「腰は何ともありません」と。ブロック注射して「お大事に」と帰されました。
その時は何ともないの?痛み止めで終わりなの?と思いました。
病院の役割
病院は腰痛を治してくれる所だと思っている方も多いと思いますが、一番の目的は診断する事だと考えます。(違うという医療関係者の方も居ると思いますが)。
繰り返しになりますが、原因の分かる特異的腰痛と呼ばれるものは、レントゲン、MRIの画像診断で判別されます。
2018年現在、腰痛の原因は15%が特異的腰痛、85%が非特異的腰痛に分類されています。つまり、腰痛の原因はほとんど医学的には分からんという事です。
大事な事は、原因が分かるものもあるという事です。特に骨折については画像でしか判別は困難です。治療はコルセットで固定して骨がくっつくのを待つというのが基本になるのですが・・下手に動かしたりすると症状が悪化しますし、最悪偽関節(骨がくっつかないまま固まる状態)になる恐れもあります。
ただ、ヘルニアや脊柱管狭窄症については画像所見と症状が一致しない事も多く、診断されても痛みの原因ではない可能性もあるため特異的腰痛と言って良いのか微妙ですが・・
で、湿布渡されて軟性コルセット渡されて痛み止め渡されて「お大事に」と言われた場合は少なくとも医学的には緊急を要する症状ではないという事になります(当事者からしたら大変な事態ですけど)。この場合、大体が時間経過と共に軽快します。
病院から帰ってからの過ごし方
病院から帰された場合の対処法なんですが、動ける範囲で活動し、どうしても辛い時は痛みのない姿勢で安静にします。大体の人は横向いて膝曲げた姿勢が楽だと感じると思います。大きな枕など抱え込むようにするとなお良いかと思います。とにかくなるべく痛みを出さないように過ごします。
2,3日もすれば大分楽になります。1週間もすれば日常生活は送れるようになると思われます。その後ストレッチや体操など取り入れていく事になります。
取り敢えず骨に異常がないか確認する意味でも
まず病院に行きましょう
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